屋根をガルバリウム鋼鈑葺きにしほとんど勾配のないものにした。庭を広くするために屋根の庇もほとんど出さないようにした。庇がないので開口部からの雨の降り込みは想定していたが、まさか鳥の糞の被害は想定外のことだった。
人間もそうであるが、力を入れると尿や便が出ることがある。鳥もどうやら屋根から飛び立つときに、力が入って糞が出るようである。軒の庇が出ていると離陸直後に糞をしたとしても、軒下に落ちるだけであるが、庇がないとその糞は壁や窓にひっかかることになる。とくに大変なのが網戸にかかった場合で、網戸を通して粉砕された糞がガラスに付着する。
しかも庭に鳥の餌になるような木を植えたことも、鳥の糞害を加速させているようである。鳥は餌を食べた後、それほど時間が経たない間に糞をするという。庭の木の実を食べて屋根の上で腹ごなしに一休み、飛び立ちながら糞をしてお腹を軽くすれば、飛行も楽になるはずだ。