居間の天井を少しでも高くし、また木の良さを活かそうと、間隔を狭くした梁の上に、化粧を兼ねた厚いカラマツの合板を敷き仕上げることにした。2階の床も合板のフローリングと違って、無垢の板といった仕上がりで雰囲気もよかった。居間の天井も山小屋のようで、木の家といった味が出て気に入った。
しかしいざ住み始めると、2階の音がうるさく、落ち着いてテレビも見れない。居間の上はちょうど子供室で、子供たちのドタバタ走り回って遊ぶ音が、もろに天井から響いてくる。
おもちゃを落とした音、いすを引っ張る音など、上で今なにをしているかわかる程だ。固体伝送音というもので、2階の床や梁と縁をきった天井を張るか、2階で音が発生しないよう絨毯などクッション性のあるものを敷くしかないという。せっかく気に入った床であるが、ラグを部分敷きすることにした。