外気を取り込んで、排出する室内の空気と熱交換しながら、室内に外気を入れる、熱交換型換気扇が一般的に使われるようになってきた。しかし居間の天井に付けた熱交換型換気扇の吸気口位置が、隣の家のキッチンの排気口にほとんど対向する位置になっていて、夕食時になると、隣の調理の臭いがわが家へ流れ込んでくる。
後から隣ができたのなら、文句の付けようがあるが、わかっていて後から建てたのはこちらで、完璧にこちらのミスである。しかたがないので、吸気口のパイプを外壁に沿わせ、臭いの元から十分離れた位置まで延長した。
セカンドオピニオンではないが大学の後輩の工務店の社長にこの話をしたら、彼のところでは南側に吸気口を設けるようにしているという。なるほど南側ならば、一番隣りとの距離がある。