家を建てる際に、住宅に関するいろいろな本を読んだ。その中で「狭い家では物を捨てるようにして、物を減らす努力をすべきである。限られたスペースを、物によって使われるか、人によって使われるべきか考えなさい。人のためのスペースを増やすためには収納スペースを少なくする必要がある。収納スペースがあればあるだけ物が増えてしまう。」といった考えに納得した。
そのため初めてわが家にきてくれた友人は「広くていいわね」と言ってくれるが、そのためにいつも片付けていなければならないこの苦労、友人にはわからない。
いくら物を持たないといっても、自然といろいろな物が家の中に入ってきてしまう。物を大切にしなければいけない時代、そう簡単に物を捨てるというわけにはいかなくなってきた。