都内の狭い敷地に住宅を建てたので、洗面・脱衣室の扉は引き戸にし、しかも当時の全自動洗濯機が入るぎりぎりの58cmの有効開口寸法にした。新築に合わせて購入した洗濯機はどうにか入れることができ一安心。
新築してから10年、乾燥機が壊れて、最新のドラム式洗濯乾燥機に取り替えようということになった。当然寸法が問題であることはわかっていたので、インターネットで寸法をチェックした。市販されているドラム式洗濯乾燥機は、外国製品も含めすべて60cm以上でわが家には入らない。
窓があれば窓からという手もあるが、狭い敷地の住宅、窓なんかあるはずがない。普段使う場合、58cmの有効開口で何ら支障はない。いったいどのような工夫をしておけば良かったのだろうかじっくり考えてみた。幸い引き戸なので、戸袋部分の壁が幅20cm程で両側から外れ、こうした時に引き戸も外れ、結果的に80cm程の開口ができるようにするべきであったと言える。もちろん洗面・脱衣室側の壁は、洗面台がせまっているのでその上の部分だけが外れるといった仕掛けになる。