リビングダイニングのコンセントと照明などをすべて1つの配線回路にしたため、冬季にホットカーペットとホットプレートを同時に使うと、ブレーカーが落ちてしまう。しかもリビングダイニングの照明も消えてしまうので、停電のような不安な状況になってしまう。そのためホットプレートの電源は延長コードで、隣の部屋のコンセントに繋がなければならない。
ブレーカーが落ちて照明が切れるのは安全ではないので、コンセントと照明の回路は分けるようにすべきであった。さらに家電製品の使われ方と電気容量をカウントしながら、配線回路の振り分けを行なうべきであった。

階段室といった雰囲気をなくし、廊下の階段部分を開放的にするため、段板のみの階段にした。段板を通して向こうが見えるので、廊下も明るく広々している。しかし蹴込板のない階段は、上る時に下が見えて、最初はかなり不安だった。
また階段を昇り降りする音が結構響き、段々気になるようになってきた。段板の下が閉ざされていないので、音が廊下全体に響いてしまう。さらに蹴込板がないので、構造的にも無理があり年数が経つに連れ、ガタツキが出てくるようになった。しかも手摺も段板に取り付けられているので、手摺も揺れるようになってきた。段板だけの透し階段は、デザイン的にはいいが、よほど頑丈に作らないと耐久性が短い。

変なデッドスペースができないよう、冷蔵庫の設置スペースは、冷蔵庫の大きさにぴったりなものにした。新築した当時はスリムなタイプがはやっていたので、幅60cmのスペースを用意した。各メーカーからこのサイズで納まるものが結構出されていた。
しかし10年経って、冷蔵庫をより省エネルギーのものに買い替えようと思ったら、このスペースに入る気にいったものがないことが判明した。入るものはあるのだが、容量、使い勝手で比較すると満足できるものではない。
冷蔵庫の隣に無駄なスペースを開けるのが嫌いならば、食器棚などその隣にくる物は、造り付けではなく移動可能なものにしておけばよかったと反省している。もちろん冷蔵庫、食器棚も地震に備え、固定方法を考えておかねばならないが。

新築に合わせ車も新たに購入した。駐車場の車のボンネットに乗って、野良猫が昼寝しているのが気になる。せっかく洗車してきても翌日には、ボンネットの上に猫の泥の足跡がいくつも付けられている。
近所でも車のボンネットの上で昼寝をしている猫を見かけるし、ボンネットの上に猫よけのバリアーを載せているお宅もある。屋根付きのガレージにしても問題は解決しない。むしろ雨が当たらないので逆に野良猫の溜まり場になる可能性もある。野良猫が駐車場や庭に入ってこないような簡単で、見栄えも悪くない方法はないものだろうか。

ガーデニングにまったく興味がないので、家の南側の南北6mほどある庭を、駐車場を兼ねて全面コンクリートで舗装した。車は何台も置けるし、雑草も生えてこないので、庭の手入れも不要である。
しかし南側に木が一本もないので、夏の日差しがダイレクトに家の中に入ってくる。さらにコンクリート面の照り返しも入ってくるし、コンクリート舗装の空気は、周辺の温度を上回る。都会のヒートアイランド現象を、そのままわが家に持ち込んでしまった状況である。
いまさらコンクリートを壊して庭にすることも大変なので、大きなプランターを買ってきて、木を植えることにした。しかし地植えと違って、鉢植えは毎日水やりをしなければならないので、ガーデニングが嫌いな者にとってはつらい。こんなことなら庭木を植えるべきであったと後悔している。

隣接する道路に建物をかなり接近させ建て、しかも道路に面する側に、大きな窓を開けてしまった。ガラスを透明では型板ガラスにすれば、道路からの視線はどうにかなると考えた。しかしいざ住み始めてみると、道路を走る車の騒音がひどいことがわかった。
それほど交通量の多い道路ではないが、とくに大型トラックが通ると、家全体に振動が伝わってきて、通過する風圧も加わって、窓がビリビリ揺れる。
地盤からの家の振動は防ぎようがないが、騒音を遮るため、道路側に銀モクセイを生垣として植えることにした。窓より高くなるには、5年以上はかかると思われるが、常緑樹なのでその効果に期待している。

関東地方でも年に数回は雪が降る。しかも何年に1回かは雪かきをしなければならない程積もることがある。屋根に雪止めを付ける忘れ、しかもその屋根の真下に駐車スペースを設けてしまった。運悪く久しぶりに大雪、屋根から溜まった雪が落ちてきて、止めてある車に傷を付けてしまった。
2階の屋根からの雪なので、下にいたら怪我をする程の衝撃である。しかも雪と一緒に雨樋も落ちてきて、これも自動車を傷つける原因になった。あんな簡単な雪止めであるが、馬鹿にしてはいけない。後から付けようとしたが大変で、付けるのをあきらめた。次回大雪が降ったら、車は移動させることにした。