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変なデッドスペースができないよう、冷蔵庫の設置スペースは、冷蔵庫の大きさにぴったりなものにした。新築した当時はスリムなタイプがはやっていたので、幅60cmのスペースを用意した。各メーカーからこのサイズで納まるものが結構出されていた。
しかし10年経って、冷蔵庫をより省エネルギーのものに買い替えようと思ったら、このスペースに入る気にいったものがないことが判明した。入るものはあるのだが、容量、使い勝手で比較すると満足できるものではない。
冷蔵庫の隣に無駄なスペースを開けるのが嫌いならば、食器棚などその隣にくる物は、造り付けではなく移動可能なものにしておけばよかったと反省している。もちろん冷蔵庫、食器棚も地震に備え、固定方法を考えておかねばならないが。
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ガーデニングにまったく興味がないので、家の南側の南北6mほどある庭を、駐車場を兼ねて全面コンクリートで舗装した。車は何台も置けるし、雑草も生えてこないので、庭の手入れも不要である。
しかし南側に木が一本もないので、夏の日差しがダイレクトに家の中に入ってくる。さらにコンクリート面の照り返しも入ってくるし、コンクリート舗装の空気は、周辺の温度を上回る。都会のヒートアイランド現象を、そのままわが家に持ち込んでしまった状況である。
いまさらコンクリートを壊して庭にすることも大変なので、大きなプランターを買ってきて、木を植えることにした。しかし地植えと違って、鉢植えは毎日水やりをしなければならないので、ガーデニングが嫌いな者にとってはつらい。こんなことなら庭木を植えるべきであったと後悔している。